プランタス 日々のブログ

2015/02/19

雨水


明日、2月19日は二十四節気の『雨水』なのだと今年のカレンダーが教えてくれた。
雪が解けて雨となり、氷が解けて流れる季節をいうのだそう。

気温は相変わらず低いけど、確かに立春を過ぎたころから空気が変わるのを感じる。肌に触れる空気の感じが柔らかく、日が差すととたんに暖かくなる。
この辺りではせせらぎが凍り付いてしまうようなことは少ないけれど、水の流れる音、朝露にも春のやわらぎを感じる。今朝は夜じゅう静かに降った雨が、木々の葉や枝にたっぷりとたまり、そよ風が吹くだけでパラパラパラッと雨が降り注ぐ。
木漏れ日の差す中で、パラパラパラと雨に降られる。
ああ、木々は根にも、その体内全体だけでなく、外側の枝葉、幹肌のくぼみの一つ一つにもこれほどたくさんの水を蓄えるのだと、あらためて気づかされる。
ちっとも冷たくない、春のやさしい雫たち。

しかし翌日、その『雨水』当日は朝からの雨が徐々に霙(ミゾレ)となり、雪となり、あれれ逆だよ~と思ってしまうおかしなお天気。
季節の変わり目、一日のうちにころころ天気が変わる。
振り回されるのは人間ばかりでなく、勢いづいて蕾をほころばせた早春の花たちも、うなだれたり、成長したりと忙しい。
三寒四温のリズムで、ここから一気に加速する春。