プランタス 日々のブログ

2015/04/06

春の香りいっぱいに

山の谷間のミツマタ群落
3月の半ばも過ぎると春が一足飛びにやってくる。
あっもう梅が散る、あぁ桜が桜が、わぁコバノミツバツツジが咲きそう、やばいやばい(何が?)
 
季節の移ろうときというのは、その留めておけない儚さに心がざわつく。花や新緑を見て、幸せな気分いっぱいなのに、それが明日にも変化してしまうと思うといても立ってもいられない気持ちになる。いつもの散歩道もにぎやかに、ミツマタ群落が宴を催し、ジンチョウゲがひっそりと、しかしその香りで存在感をアピールしている。
目よりも確実に、鼻や音、肌に触れる空気に強く春を感じる。
道端の水たまり、数日の晴天が続いても水が枯れず、大雨が降っても溢れ返らないという絶妙な場所を選んでガマガエルが卵を産みつけたのを見たのも人生四十うん年ではじめての出来事。それを毎日、毎日、見続ける。孵化してひじきみたいだったのが徐々にオタマになっていく。
 
フキノトウの季節が過ぎ、いつの間にかコゴミ(クサソテツ)も大きくなっている。それならばと机の前の窓の外を見ると、しっかりとウルイ(ギボウシ)も『私たち食べごろよ~』と生え揃っている。
では舌でも春を感じておかなければ。スローライフ?!イエイエ、めちゃめちゃ忙しいです。